2024年2月25日日曜日

 雨から曇りの日曜日。

 「これでコーヒーを飲むとおいしいといわれている」という頂き物のカップを愛用しているのだけれど、いつも紅茶ばかり飲んでいてあまりコーヒーに用いていなかった。父がコーヒーをいれていたので一緒にいれてもらう(インスタントだからお湯を注いでもらっただけなのだけれど)。おいしい気がする。

 昨日が誕生日の人とテレビで紹介されていた京都の百貨店の中のカフェに行く。その前にまず誕生日プレゼントにミモザの花束を贈る。カフェではすごく濃厚な抹茶パフェをいただいた。お互いに「固有名詞が出なくて」と繰り返しながら、ふわふわと話したいことを話したような気がする。

 お腹がふくれたので百均と本屋さんでお買い物をして回る。京都の丸善に行ったら文学で僕の欲しい本はだいたい売っていることがわかった。海外文学の棚の前ですごい早口で話をする人になっていたような気がする。

 お腹が空いてきたので細い道の奥にあるインドネシア料理屋に行く。近くの席にプロのバスケットボール選手がいらっしゃったらしいのだけれど、バスケに疎い我々にはわからなかった。のほほんと話しながら、インドネシア料理をおいしくいただいた。帰り際にお店の人から「キョウダイ?」と聞かれたので、どういうことか思ったら「京大?」という質問だった。なんとなくそんな感じがしたとのこと。「あ、いえ、阪大です」とお返事をする。連れも卒業生だから、この返事で大丈夫。もしかしてまだ学生に見えたのだろうか。二人とも30過ぎなのだけれど。お店の人は木屋町大学出身らしい。僕はお酒が飲めないから、そこには入学できない。

 貸してほしいと頼まれていた『百年の孤独』を渡し、インドネシア料理屋さんはおいしかったから、今度はしっかりお腹を空かせてから行こうと話して別れる。良い休日だった。