雨や曇りの水曜日。
柞刈湯葉『SF作家の地球旅行記』に「リソースの不足は「不便だ」と気づく想像力ごと抑制するのである」とあって、ほんとにそうねと思う。貧困は敵。
クレーン車の先端を見てクレーンはcrane（鶴）であることを思い出す。生き物の鶴よりは折り鶴みたいだけれど。クレーンの奥にはうろこ雲が見える。たぶんこれから天気は下り坂。
前に提出した原稿が、編集の方の丁寧になお仕事のおかげで、僕の言いたいことをクリアに表現するものになっていた。感謝。最大の感謝。
ホワイトボードに書きながら授業をする。なにか変だと思うのだけれどわからない。授業後にホワイトボードを消しているときに「諸」を「緒」と書いていたことに気がつく。違和感はこれだった。しまった。
北の空にモクモクと黒雲が浮かんでいる様を見ながら足早に帰宅の途に就く。家にたどり着いてすぐに雨になる。もうしばらくすると雷鳴が聞こえるようになる。今のは結構大きい。
