曇りから雨の土曜日。強い風の後で雨が来た。本棚の奥の方にしまった本に用事ができたので掘り返す。古本なので開くとくしゃみが出る。
オンラインで読書会をする。最近はパソコンがイマイチでZoom使用中にカメラがダウンすることがある。まだ買って半年ぐらいなのだけれど。西田幾多郎を読みながら先輩は漆原友紀『蟲師』の話を、僕は市川春子『宝石の国』の話をしていて、後輩たちからすると何が何やらわからないかもしれない。西田哲学の仏教的発想との近さと遠さの両面を何となく感じ取る。今日のテキストは結構難解だったのでみなさんの議論はとても参考になった。
先輩から暁方ミセイの新刊が出ていると聞いたので注文する。楽しみ楽しみなのだけれど最近詩集・歌集を積むばかりでなかなか読めていないのだ。
お茶をいれながら僕は将来どうなるんだろうと思い、いやそんなんわからんがなと思い直す。不確定要素の多い漠然とした問は考えても詮ないことである。それはどこにも通じない偽なる問であり、その正体は不安である。もっと具体的に考えようね。具体的に考えてするべきこともたくさんあるんだから。今日は久しぶりに中国茶。
スイカとメロン以上に完璧に愛を具現化しているものはないという結論に達する。スイカとメロンです。