2023年2月11日土曜日

 晴れの土曜日。朝から疲れ気味。
 そういえば年末からほとんど音楽を聴いていない。いや、生きていたら音楽が聞こえてくるからいろいろ聞いているけれど、何かを聴こうとして聴いたのはリンダ・スコットが歌う「星に語れば」だけではないか。もしかして疲れすぎ?
 たまたま目に留まったコラムで五人づれ『五足の靴』の話をしている。この本は図書館で岩波文庫の棚を見ているときに気になって一度読もうかとも思ったけど結局手に取らなかった。概要を見れば1か月近くも旅行していたらしい。よくそんな長期間の旅行なんてできるな。
 九鬼周造マルグリット・ユルスナール須賀敦子など「お金持ちで外国に長期滞在して語学に堪能で旅行好き」の人の文章がおそらく一番好きなんだけど(それなのに資本家チェックリストを作って反資本家遊びをしているのはどういうことか)、そういう人に自分がなりたいということはなく、むしろ真逆の地元引きこもり人間になっている。なんででしょうね。
 シンポジウムで指導教官がK先生の教え子との間でK先生へのラブレター合戦を繰り広げているのを見る。面白すぎる。愛が深すぎる。いろいろと発見がある。ラブレター合戦は「ひねくれた人」と「素直な人」の戦いだったのかな。僕も「ひねくれた人」だけど、まあ難しいなと思う。
 今度の指導教官さよならイベントで僕は何を話しましょうか。何か面白いもの書かないといけない。なんたって発表タイトルがタイトルだから。材料の一つにしようと思って指導教官がaikoについて書いた短い文章を掘り返したら発表は2014年とのこと。あれからもう9年も経つのか!