晴れの金曜日。
僕の名前の漢字は4パターンあって、漢字を間違えて送ってくる人はよくいる。あと手書きだと糸偏と言偏を間違えて書く人がいる。結構長い付き合いの人が間違えたりもする。昔はいちいち訂正してもいたけれど、気まずい空気になって面倒だから最近はそのままにしている。
スピッツの新曲が『名探偵コナン』の映画の主題歌だなんて、最近の『名探偵コナン』を知らない人からするとすごく意外なんだけど、去年の映画の主題歌はBump of Chickenだったらしいから今年はスピッツでも順当なのかもしれない。それはそれとして、新曲「美しい鰭」は闘うスピッツの曲で好き。草野マサムネのファルセットで繰り返される「美しい鰭で」の部分が力強くて好き。「美しい」って単語はこう使えばいいんだな。あとPVは歌詞中の「わざとらしい海原」のニュアンスを更新するような作品、なのかな。創作という営みの原点を描き出すようなきれいなPVでこれも好き。
ハルタコミックスの発売日で『峠鬼』6と『ことり文書』3を読む。『ことり文書』はハルタらしい優しいまなざしのかわいらしい物語で良かった。作者の次回作に期待です。『峠鬼』6は相変わらず素晴らしい。「日本神話＋修験道＋古代日本史＋クトゥルフ＋SF」で、ここまで要素があるとごった煮になりそうなものなのに、しかし作者の鶴淵けんじは全てをまとめ上げ、最高に尖ったキレッキレの作品を描いている。非常に緻密な世界観の上で巧みなストーリーを展開していて、しかも絵とマンガが上手い。上記の要素のどれか一つでも関心のある人は読むべきだし、別にどれにも興味はないけれど面白いマンガを読みたい人も読むべきだと思う。これは全力でおすすめできる。
「美しい鰭」をリピートで流し続けている。この曲は好き。
