2024年4月12日金曜日

　晴れの金曜日。

　あんまり映画は見ないのだけれど、随分と前に『ヴィヨンの妻～桜桃とタンポポ～』は見た。松たか子演じる佐知が「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ」と言うシーンが素晴らしい。小説のそれを、見事に映像化していた。あとあの映画では夫の愛人役の広末涼子も凄まじいインパクトを放っていた。

　 お昼休みに外を歩いていたら最近博論を提出した後輩とさらにその後輩の方とばったり会う。元気そうだった。博論を出した後輩はアネマリー・モルに会ったとのことで写真を見せてもらった。いいなー。僕はエディンバラに行ってきたと話したら「いいなー」と言うので「国際学会に行って、知りあった先生のところに行かせてもらえないか頼むんよ。君も今は研究費あるんだから、今のうちに行っといで」と発破をかける。後輩は目標が出来てやる気が出たらしい。よかったよかった。

　今日も夕方まであれこれそれと仕事をする。よく働いた。あとは研究なのだが、もうすでに疲れてしまっている。自分にはもう少し体力が必要だと思い続けて10年、体力はどうすればつくのか。

　今日は父の誕生日。おめでとうございます。しかし今日はみな疲れているので誕生日らしいことは週末にする。

2024年4月11日木曜日

　晴れの木曜日。

　『ひらやすみ』第7巻は夏の眩しさがキラキラに詰まっていて素晴らしかった。思わず僕も夏が来るのが楽しみになる。

　お昼になる。いつもよりもお腹が空いた気がする。食堂へ行く。メインのおかずはいつも通り1皿だけれど、小鉢はいつもより多く2つ取り、ご飯を大に、汁物は豚汁にしてたくさん食べる。満腹になった。食堂を出て、春の日差しを浴びながら背伸びをしてから戻り、ウィッタードのアールグレイのティーバッグの入っている紙の箱を開けるとベルガモットのさわやかな香りがする。一つ取り出して砥部焼のマグカップに入れる。湯を沸かしてマグカップに注ぎ、ふたをして少し待つ。おいしいアールグレイができる。飲みながら何か優雅なことでもできれば良いのだけれど、そんなことはなく仕事のメールを書いている。ここは職場なのだ。

　日がな一日さまざまな日程調整をはじめとしたどこからともなく湧いてくる事務仕事をモグラたたきのごとくつぶして回っている。夕方になって疲れたのでレモン味の炭酸水を買って水分補給する。

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2024年4月10日水曜日

　晴れの水曜日。

　申請書や書類などを提出するとかアップロードするとか、オンラインツールで日程調整をするとか、今日もインターネットを駆使しながら仕事をしている。本当にネットが落ちたら終わりだ。今日も無事に動いていてくれてありがたい。

　学食に行ったら新年度らしく混んでいた。たけのことシーフードのグリーンカレーなるものがあったので食べてみる。あまり辛くないから負担もなく、おいしく食べられた。

　非常勤先の図書館に行ってみる。これまでは何やかんやと行かないままでいたのだけれど、授業時間を移動させて行きやすくなった。僕の専門分野の本はあまり多くなさそうだけれど、明るくてきれいな図書館だ。使い心地は良さそう。

　晩御飯に銀鱈の味噌漬けなどを食べる。おいしかった。食後にスコットランドの紅茶に同じくスコットランドで買ったお菓子のタブレット*1を溶かして飲む。コクが出て出ておいしかった。

*1:スコットランドの郷土菓子で砂糖、牛乳、バター、コンデンスミルクなどを煮詰めて作る。ほろほろしたキャラメルみたいなお菓子で、とても甘い。

2024年4月9日火曜日

　荒天から曇りの火曜日。昨日と比べるとずいぶん寒い。朝方は電車が止まっていた。

　少し負荷のかかる動きをしたら思ったより息が上がった。年末年始の風邪で体力を落として以来、激しい運動をしていなかったせいだ。少し動いた方がよさそう。

　家に財布を忘れてきた。しまった。今日はスマホに入っているいくらかのプリペイド式のお金だけが頼りだ。

　なかなか返事が来なかった人からやっと返事がある。年度末が忙しかったから少しバテてお休みしていらっしゃったらしい。ご自愛ください。

　単著の装丁を考える。絵の上手い後輩がいるので「絵、描く？」と聞いたり、その後輩が字も上手いので「筆でタイトルと著者名を書いてくれへん？」と聞いたりしていた。最終手段としてなら引き受けてくれるらしい。ありがたい。

　母と妹が中島みゆきコンサートに行って大変感動しながら帰ってきた。「銀の龍の背に乗って」の「さあ行こうぜ」の「さあ」のすばらしさについてをはじめ、いかにすばらしかったかを力説された。とにかくすごいらしい。

2024年4月8日月曜日

　曇りから雨の月曜日。

　仕事をする。幸いにして仕事はすると減っていく。たまに仕事をすればするほど増えていくことがあるけれど、今日は減っていく。

　夕方になって目を疑うような連絡が来る。このままではまずいので改善を求める。幸いにして直ちに問題であることが理解されたようで、改善されることになった。よかった。

　このままここにしまっていたら忘れると思って移動させた結果、どこにしまったかわからなくなる。子どものころからそういうことばかりしている。今日探していたものはすごく変なところにしまい直されていて、数ヶ月前の自分の了見を疑った。

　紅茶と一緒にエディンバラで買ったお菓子のタブレットをいただく。ほろほろとした食感のキャラメルみたいな感じだった。すごく甘いのでお茶やコーヒーと一緒にちょっとずつ食べるが吉。

　『グレーテルのかまど』で「英国パブのスティッキー・トフィー・プディング」なるものが紹介されているので見る。おいしそう。母にイギリスのパブで食べたのかと聞かれる。フィッシュアンドチップスを食べたらお腹が膨れたからデザートなんて見もしなかった。いつかまたイギリスに行ったらスティッキー・トフィー・プディングも食べてみたい。

　ツイッター（だったもの）に知人がお店を始めるという情報が流れてくる。お店のサイトを見ると気合の入った文章が綴られていて感心する。そこからちょいちょい進んで彼の日記を少し読む。彼の日記があるということは聞いていたけれど、これまで読んだことがなかった。日記にはたんたんと知人の日常が書いてあった。しかし誰かの日記を読むのって不思議な感じだ。

　みなさんも不思議な感じを覚えながら僕の日記を読んでいるのですか？そうでもない？

2024年4月7日日曜日

　晴れの日曜日。上着のいらない暑さ。

　散髪する。本を読む時に髪を抑えなくても良くなったから快適だ。

　秋にヨーロッパで日本哲学を研究する学生が2ヶ月ほどうちに大学に滞在するとの連絡がある。他のキャンパスの研究科に在籍するみたいなのだけれど、うちの方にもちょっと来ていただけるように調整するぞ。

2024年4月6日土曜日

　晴れの土曜日。

　昔からあまり時間を忘れて何かすることはないのだけれど（あまり没頭して家事や業務をしなくなるといろいろなところに支障をきたしてしまうため、そもそも没頭するわけにはいかない）、調子よく文章を書いているときはわりと忘れているので、書くことは好きなのかもしれない。

　うちの近所はそこら中にソメイヨシノが植えられているのでこの時期はとてもきれい。

　大学の同期がツイッター（だったもの）に機織機をもらいにく気持ちが出てきたと投稿していてた。「機織機」の字ずらがいかつくて良いとか、彼の住んでいるマンションの一室に機織機があるのは面白いなとか思ってとりあえずいいねを押しておく。