小雨の月曜日。
スーパーでイチゴを買ったので朝ご飯にいただく。スペイン産らしい。大小様々入って2ポンド30ペンスなり。味はおいしいイチゴだった。日本だとイチゴは品種名で売っているけれど、こっちではstrawberry で売っている。日本の果物市場は資本主義への迎合によってすっかりブランド化してしまったが、資本主義の本場のイチゴはイチゴのまま売られている。
エディンバラ生活最終日。特段変わりなく大学に行って、お借りしたデスクで仕事と研究に励んでいる。どうも貸してくれた人はフランスのカンファレンスに行っているらしい。
大阪と大して変わらない気温だからいつも通り外でも内でも薄手のモンベルのパーカーを羽織って生活をしているのだけれど、横にいる人は半そでTシャツだったりする。この部屋も全然暑くはないと思うのだが。
お昼ご飯はモスクの敷地にある食堂で、カレーを頂く。紙皿とプラスチックスプーンで提供されたからちょっと驚く。しかし、これがおいしいのだ。イフタールにお邪魔した時にいただいた味を思い出す、イスラーム圏のカレーだ。大盛りだったけどペロッと食べて食後のコーヒーまでいただいた。コーヒーはソーサー付きのマグカップで提供された。
京大に在籍していたというフィクションの哲学を研究している人と話す。可能世界意味論の話から哲学・思想業界における就職の難しさまで、いろいろと話して楽しかった。日本で「難しい問題」とされていることの多くは欧米でも「難しい問題」のようだった。やっぱりそう簡単には解決しないのだな。
最後に都合のあったエディンバラの人たちとフィッシュアンドチップスを食べに行く。いろいろと話して楽しかった。5月にエディンバラとオンラインでつないでプレゼンをする予定なので、その時にまた話せれば。よい滞在でした。
