2024年2月16日金曜日

 雨が上がって寒い金曜日。日が変わる頃から嵐になり、嵐が過ぎたら寒くなった。

 『SFが読みたい!』2024年版をパラパラ見ながら、いろいろな新刊予告に胸を踊らせたり、昨年出た本の買い忘れを発見するのが楽しい。今年は少なくとも4-5冊はすごく楽しみなSF小説が出そうだ。博論を出した頃からしばらく話題のSFを濫読して修行した。去年あたりで自分の趣味がわかってきて、読むべきものがわかるようになった。要するに自分の中でのブームとしてSFを読む日々が終わり、通常の読書の趣味の一部として安定したのだ。

 いろいろ読みたい本はあるけれど、海外SF既刊では、とりあえずケン・リュウの作品群とテッド・チャン『息吹』とイシグロの『クララとおひさま』あとキム・チョヨプ『この世界からは出ていくけれど』は読みたい。特にケン・リュウとイシグロとは、随分前に買ったのに積んだままにしている。他にも積んでいる絶対に面白い小説が数冊あるから、なんとか読みたい。

 しかし「他人が書いた小説を読む前にお前は自分の本の原稿を仕上げろ」という内なる声が聞こえてくるからなかなか小説が読めない。

 確定申告しないといけないので、非常勤先に源泉徴収票について確認のメールを送る。すると12月の給与明細と一緒に送ったとの連絡がある。確認したらあった。不注意ですみませんでした。

 手に取った本の余白がひどく狭くて、あまりの読みにくさに驚く。余白は大事だ。諸般の事情で作成した原稿テンプレートについて、プロの人から「このレイアウトでは余白が狭すぎて読みにくい」と指導された理由がよくわかった。