2023年3月8日水曜日

 晴れの水曜日。先日久しぶりに会った後輩からのメールに「数ヶ月にも渡った雑務の数々、大変お疲れ様でした。夜更しをせず、良く休んでいてください。」とあってドキッとする深夜12時30分。ねぎらってくれてありがとう。返信は朝になってから送るように送信時間を設定する。夜更かしですみません。
 体調を崩してしまっていた人が復帰したみたいで、依頼していたものが送られてくる。元気にならはったみたいで良かった。なんとかなりそう。
 そろそろ来ないとまずいなと思っていたメールが届いた。OKです。
 先輩が写真家になってテレビに出ていたり、もうすぐ写真集を出版する予定だったりすると聞いてびっくりする。すげー。そういうのこの前会ったときに教えてくれたら良かったのに。
 岩波の全集版でスピノザの『エチカ』をめくって「むっず」とぼやく。でもこういうの好き。デカルトライプニッツスピノザなど17世紀の巨人たちのかっちりとした得体のしれない沼のような議論は読んでいて楽しい。
 「古いので、面白い小説、文庫」とのお題を頂いたのでブルガーゴフ「巨匠とマルガリータ」をお勧めする。あらすじを紹介したところ「中二心をくすぐる」とのことで購入されたらしい。よし。
 高野文子『棒がいっぽん』すごいことはわかるけど言葉では言いにくい系の一冊。絵がうまい。構図がかっこいい。ノスタルジーや子どもの気持ちや婚約者の家を訪問する緊張感などなどがすごい解像度で描かれている。「奥村さんのお茄子」は難解。繰り返し読まないといけない作品です。それだけの深さのある作品。おいそれと日記に感想なんて書かせてくれない、そんな作品。SF的でシュールな設定を活かして日常の解剖分析と再構築が精緻になされているのかな。