2023年2月27日月曜日

 晴れの月曜日。暖かい。
 ユニクロに寄って穴の開いたカーディガンの替えを補充し(オリーブ色しかなかった。紺色が良かったんだけど、仕方ない)、続いて前を通りかかった花屋の店先にあった桃の枝物を買ってしまう。桃の枝は蕾がスタンバイしている。うまく咲いてほしい。想像してみてよ、桃の花咲く部屋ってええやろ!
 あれこれそれと連絡に返事をし、週末のイベント準備やらなにやら用事を済ませて疲れたので「チャイをいれます!」と宣言すると「チャリで来た?」と聞かれる。残念、今日はチャリではない。チャイをいれてパン屋さんで買ったパンを食べる。おいしいね。
 午後からはここ10年ほどのことがわかっている人として大学の掃除に参加して、昔のカンファレンスの遺物とか、かつて某学会の事務局だったころの遺物とか、大先輩がロッカーにほったらかしていたものたちを回収したり処分したり。先輩のものは今度大学にいらっしゃったときに確認していただきましょう。続いて異動する指導教官の部屋にまだ残っていたもの(先生の著作が詰め込まれているロッカーが手つかずのままだったりとか、大きすぎる本がほったらかされていたりとか、クリップやボールペンがそこら中に散乱しているとか、、、まだまだあるけどいちいち書いてらんない!)を段ボールに詰め込んだり、机、椅子、棚、プリンター、ホワイトボードなどなどたくさんの大きなものを廃品回収のところまで運び出したり。先生不在の中、ひーひー言いながら作業して皆すっかり疲れ果てる。ご協力いただいた皆様ありがとうございます。とりあえず部屋に転がっていたボールペンを回収しました。先生からボールペン借りパク被害にあった皆さん!さあ、取り戻すチャンスですよ!
 荷物が運び出されて先生の部屋は広くなった。来年度から部屋を利用される先生が掃除機をあてている。「広かったんですね」なんて事務スタッフの人たちと話す。がらんとした部屋(と言うと語弊がある。まだ段ボールが山積みだから)を見ると自然と笑ってしまう。なんかもう笑うしかないやん。最後は笑うしかない。
 僕は自分が死ぬときも笑っているのかもしれない。
 「○○さんは元気そうだよ。数年に一回死にたいってメールがくる」「そうですか、じゃあ元気ですねー」と古い知人について話していたら横で健全な若者がドン引きしていた。「いや、○○さんがね、死にたいって言うのは、つまりいつも通り元気ってことなんよー」と解説にならない解説をする。いや、そういうこともあるんよ。
 そして気が付いたら夕方。
 対応すべきメールがわらわらとある。返しているうちにだんだん疲れてくる。1回メールを送信して、心配になって元に戻すを押してもう一回確認して、よし問題なしと言って今度こそ送信する心配性の人になっている。大丈夫。
 そして気が付いたら夜8時。帰る。モノレールの駅でいぬいとみこ『北極のムーシカミーシカ』を借りて車中で読む。読み終わらないからそのまま借りて帰る。子どものころに図書館で見かけていたけれど読まなかった本。すっかり大人になっちゃったけど、読むよ!
 帰宅してメールボックスを見るとまたちらほら届いている。夕飯を食べて片付けをしてデカフェの紅茶をいれる。紅茶片手に対応し、お返事を書く。書き終わって時計を見て10:37。さあ、これからと思ったところでまたメール。それもちゃんと読んで早くお返事をした方が良さそうな内容である。