晴れの木曜日。アムステルダム経由アイルランドのコークヘ。コークは思ったより暑くて上着は要らなかった。
空港からコーク市街へのバスを待っているうちに同じく学会に参加する先生と一緒になる。雑談をしながらバスを待つ。なかなかこない。来たと思ったらこれではないと言われる。難しい。もうしばらく待っていると来たので乗っていく。空港近辺は日本の郊外とも似ている感じだったけれど市街地になるとアイルランドらしくなってきた。コークは川を中心としてきれいな街で、川ではカモメがたくさん舞っていた。市街地から一度バスを乗り換えて大学へ。
緑の豊かなキャンパスで、学生が大勢いる。石造りの建物で、石が展示してあったり、大学グッズを売っている部屋があったりした。高校生に在学生が大学を案内する催しや、さらにほかの学会も行われているみたいで、にぎやかだ。
会場を見つけて受付をして紅茶を飲んで知人のプレゼンを聞く。面白いプレゼンだった。一緒にパネルをする先生と合流して昼ご飯を食べに食堂へ行く。スパイシーなポテトなどのアイリッシュ料理だったらしい。食べて雑談してプレゼンを聞いて、などしているうちに自分たちの出番になる。
先生方のプレゼンに続いて自分のプレゼンをする。前にオンラインのシンポジウムで一緒に登壇した人に声をかけてもらって挨拶をする。先生方のプレゼンは面白いポイントをついていて、勉強になる。みんなまだそんなに注目していない議論だと思うので、こういう議論に光を当てていくことが必要だと思う。僕はまたちょっとひねった落ちの発表をする。質疑応答で答えているとなかなか単語が出てこないからあわあわする。ああ言えば良かったこう言えば良かったと終わってから思う。うーむ。終わった後で後輩に「前もそうでしたけど、いつもそんな感じなんですか？」と聞かれる。最近はこんな感じ、ですね。
レセプションではいろいろな話しができて楽しかった。面白く聴いてくれた方からいくらかコメントをいただいてたのでありがたい。レセプションの中で英語落語の催しがある。寿限無などを英語でされていて面白かった。
ぶらぶらと住宅街を歩いて宿に行く。きれいな部屋で良かった。
