2023年8月2日水曜日

 晴れの水曜日。夏空がまぶしい。
 たまに神話や古い物語が欲しくなる。日本の古典の時もあれば、海外のものの時もある。海外のものは本屋でもあまり売っていないし、売っていても高いし、大体の場合長いからすぐに読む余裕もなく、結局なかなか買わないままになる。そしていつまでも「欲しい本」と思い続ける。『ウェールズ語原典訳マビノギオン』は博論提出直後に図書館から借りて読んだ。良い本だった。買って手元に置きたい。ガラン版の『千夜一夜物語』も欲しい。子どものころに読んだ岩波少年文庫版は面白かった。古い物語には大きな力がある。それからトールキンベレンルーシエン』も欲しい。トールキンの作品は『ホビット』『指輪物語』『シルマリルの物語』『終わらざりし物語』までは読んだ。『終わらざりし物語』を読むとトールキンは刊行した物語よりも壮大な冒険譚をいくつも構想していたことがわかる。例えばガラドリエルの一代記がまとまって一冊になっていたら素晴らしかったろうにと思う。
 今日もぼちぼち働いた。しかしそろそろ同じ学内ながら異動するので荷造りをせねばならない。段ボールを発注する。