2023年7月25日火曜日

 晴れの火曜日。暑い夏の日。ひたむきに光を探さなくても、暑い夏の日、こんなにも光はあふれて、などと一瞬思うのだけれど(aiko『キラキラ』の「雨が邪魔しても~ひたむきに光を探してた」までのくだり)、それは間違い。この場面は夏の雨の中で光を探しているのだ。『キラキラ』のここの部分、「雨」「乾いた指先」「唇」「流れた涙」「心臓」で湿りと乾きが交互に現れ、身体のパーツはサラッとなまめかしく浮かび上がってくる。ただし「触れてしまったら心臓止まるかも」なので触れない。触れないから暑い夏の日にひたむきに光を探すのでしょう。キラキラ』は光そのものではなくひたむきに光を求める若者たちの姿。この曲は僕の母校を舞台のモデルにしたドラマの主題歌なのだけれど、自分が高校生のころを思い返すと、確かにあのころは夏の雨のなかでもがいているようなものだったかもしれない。『キラキラ』というにはだいぶくすんでいたけれど。
 深夜に書いて朝になってから送信したメールを見返して「こんばんは」から始めていることに気が付く。恥ずかしい。
 飛び交う通信を見ながら「あー」とか「おー」とか言っているうちにも気がつけば夕方になり、夜になる。夜になっても暑い。

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