2024年6月10日月曜日

 晴れ。ちょっと暑い。

 懸案事項が一つまあまあなんとかなったので良かったりした。

 『出隆自伝』の続篇を借りてパラパラ読んでいたら1935年ごろの東大哲学科の人事の話を具体的な人名を挙げて書いていて週刊誌な感じがあった。出の放談には当時の東大哲学の人間関係やパワーバランス、国との付き合いなど、いろいろとうかがえるものがある。当時は東大よりも京大の方が、総長にしても政治的でうまくやっていて、また文部省では「西田や田辺は使いものになるが、東大の桑木や伊藤は使いものにならん」と言われていたというのは興味深い。