晴れの月曜日。
あまりにも大きな欠落だと気が付かないことがある。例えば送られてきた原稿にタイトルがないとか。
博論を書いていたころは黒色のラップトップを使っていたので、論文中に「黒色のラップトップ」が具体例として登場するのだけれど、今はシルバーのラップトップを使っているから単著バージョンではその部分を書き換えるかどうか(すごくどうでもいい)。
原稿中のところどころに自分でもわかるかわからないかギリギリの抽象的な議論が十分な説明もないままにはさみ込まれているのでなんとか平明に書き直す。我ながらよくこんな文章を書いたな。
最近は趣味の読書は黙々とトールキン『シルマリルの物語』の読んでいる。神話なので、面白い部分もあるけれど、ベレリアンドのどこを誰が治めていたかなど、固有名詞のオンパレードでなにがなにやらわからなくなってくる。それでも気にせず読むのですが。
カレン・ウィン・フォンスタッド『「中つ国」歴史地図』を持っていたことを思い出し、取り出してヴァリノールやべレリアンドの地図をしげしげ眺める。何でこんな便利な本を持っていることを忘れていたんだろう。