2023年3月17日金曜日

 曇りから雨の金曜日。今日も相変わらず花粉症の人たちにうらやましがられ続けている。春だね。
 BingがAIを組み込んだ検索を始めたとのことで面白がっていろいろ聞いてみる。「近代日本哲学の特徴は」と聞いたら簡単な説明をしてから人物を列挙し始める。最初は「西田幾多郎」なんだけど、二人目がなぜか「田中角栄」でその後何人か続いてからひたすら「山本○○」さんを列挙し始める。なんでやねん。日本哲学は山本さんに支配されていたらしい。知らんかった。続いて「おもしろいSF小説」と聞いたら「1. 『横浜駅SF』 2. 『エンダーのゲーム』 3. 『ストーカー』 4. 『裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル』 5. 『ヒトラーの描いた薔薇』」と並べてくる。調べてみたら「【2023】読みやすくて面白い!おすすめSF小説ランキング30」というブログ記事( https://pc-selects.com/entry-2015-04-23-%E8%AA%AD%E3%81%BF%E3%82%84%E3%81%99%E3%81%8F%E3%81%A6%E9%9D%A2%E7%99%BD%E3%81%84%EF%BC%81%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81sf%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%B3/ )の30位から26位までを拾ってきたみたい。個人ブログの記事から出典を示さずに拾ってくるのは良くない。あと、1位から5位までを拾ってほしいですね。そしてその後6から20までは15連続で『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』を並べてくる。なんでやねん。どうやらBingは最初は自分の趣味を押し付けることに抵抗があったけど結局村上春樹を熱烈におすすめしたい気持ちがあふれ出しちゃう系ハルキストらしい。
 Microsoft Edgeがアップデートされたのでもう一回「「近代日本哲学の特徴は」と「おもしろいSF小説」を聞いてみたら多少は良識を獲得したようで怒涛の山本さんラッシュや『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』押しはしなくなった。改良されている。
 晩白柚の皮とワタを砂糖で煮詰めたものを作ったとのことでいただく。すごーい。甘くて苦い。ありがとうございます。
 『葬送のフリーレン』第10巻はこれまたすごいものを抉り出してきた。このマンガはすごく好きなんだけど、魔族の描き方には複雑なものを覚えてきた。しかしここまできたらまた別の話。すごいものをが描かれ始めた。凄みが出てきたという表現ではもう足りない。凄みに磨きがかかってきたと言うか。えげつないものをきっちり描いてくる。
 毎年律儀に誕生日おめでとうのメッセージをくれる後輩から今年も連絡がくる。ありがとうございます。曰く月曜日からヨーロッパ旅行に行くらしい。いいなー

2023年3月16日木曜日

 晴れの木曜日。花粉症の人は苦しかるらんと思っていたら「花粉症じゃないですって!うらやまけしからん」と言われる。春ですね。
 昨日忙しかった分、朝から既に疲れている。何も考えずにカーディガンとモンベルのパーカとマフラーで出かけたけど暖かいからここまで装備しなくて良かった。
 会議の連続は予定より早く終わる。ラッキー。疲れているから助かる。先日書いた短い原稿が収められた小冊子が届く。ありがとうございます。
 パラパラ見て『ダライ・ラマ六世恋愛詩集』を買ってしまう。七五調の古風で格調高い訳文にダライ・ラマ6世の恋愛詩が訳されていて、これは面白い。
 誕生日ということでお花とかお菓子とか晩白柚とかをいただく。ありがとうございます。春らしくきれいなお花。晩白柚は大きくてサラダに入れたら良さそうな爽やかな柑橘でした
 奄美出張から帰っていらっしゃった先生からお土産をいただく。ありがとうございます。先生はまたすぐに学会でフランスへ飛ばれる。お気を付けて。
 『
幸せカナコの殺し屋生活』のサクッと殺るのが良いとか話しているから「秘めたる暴力性」などと言われるのだ。
 家族からケーキをいただく。ありがとうございます。おいしいです。

「お兄ちゃんヤナギブソンがPTA会長って知らなかったの?そんなことも知らないの?お母さん!お兄ちゃんが、ヤナギブソンがPTA会長なの知らないって!」
ヤナギブソンはパンコンシェルジュでPTA会長よ。テレビで言っているじゃない」
ヤナギブソンはパンコンシェルジュなの!」
「そんなことも知らないの?ダメだなあ」

 ヤナギブソンのことはテレビでたまに見ているから知っているつもりだったんだけど、本当は全然だったのだ。不覚
 いろいろいただいてありがとうございますの一日でした。みなさまどうもありがとうございました。

2023年3月15日水曜日

 晴れの水曜日。朝一で急ぎの仕事が入る。14時までに僕が作業をして一度業者に送り、返って来たものをもう一回僕たちがチェックして送り戻さないといけないとのこと。年度内に終わらせられるかどうかの瀬戸際、今日が大一番らしい。こういうものは当日朝になっていきなり降ってくる。やっぱり年度末は違う。
 14時直前に作業を終えたところで一度抜け出して先日のシンポジウムで腕時計を忘れていった子に返却する。
「長く預かっていただきありがとうございます」
「いえいえ」
着てはるオレンジ色のパーカーはよく見れば『2001年宇宙の旅』デザインである。いいな。
 そういえばたまたま相手の都合がつかなかっただけで(それも年度末で忙しいという理由だった)、今日はあと少しで出かける予定をいれそうになっていたのだった。もし入れていたらいろいろ面倒になるところでした。
 奮闘の結果、とりあえずこの件は年度内になんとかなる目処が立つ。お疲れ様でした。そして明日は明日でいろいろあるのだ。やっぱり年度末は違う。
 スマホで「間が悪くて」と書こうとしたら「間が慝くて」と面白い漢字変換をしてくれた。こんな字があんねんな。

2023年3月14日火曜日

 晴れの火曜日。いつも予定よりも少し早く目が覚める。もう少し寝られた方が日中のパフォーマンスが上がると思うのだけど、目が覚めてしまうから仕方ない。
 『現代SF小説ガイドブック可能性の文学』を買ったのでパラパラ。海外だとやっぱりオクティヴィア・E・バトラーやN・K・ジェミシンは読みたいなとか、グレッグ・イーガンとかJ・G・バラードとかもなーとか、エイドリアン・チャイコフスキー『時の子供たち』は積んだままであるよとか、アリエット・ド・ボダール『茶匠と探偵』は面白そうだなとか。酉島伝法はまだあんまり読んでいないんだよなとか高山羽根子は買ったし読むぞとか上田早夕里ももっと読みたいなとか。作家紹介はいずれも短いけれどしっかり踏み込んだ紹介者の愛の伝わる紹介が書かれているように思いました。あとコラムもありがたい。アフロフューチャリズムの項目で「敬愛するSF/ファンタジーの偉大な作家がレイシストだったら、どうする?勝手にスピンオフを作ってしまうのだ!」としてラヴクラフトのリテリングが紹介されているのは、すごい試みだなと思った
 時々ベルクソン研究者との雑談を挟みつつアールグレイ片手に難しい本を読む。静かに本が読めるのは良い日。

2023年3月13日月曜日

深夜に土砂降りの月曜日。夜中に目が覚めたらすごい音で雨だった。あまりよく寝れなかった。朝からは止んだり小雨だったり。気温は昨日よりも随分低い。
 よく寝れなかったから動きが悪い。自販機まトロトロ歩いていつものボスのブラックを飲む。身体がイマイチなのでカフェインが強めに作用してしまい微妙に手が震える。ヤバいヤバい。お白湯をいれて薄める。
 昼ご飯を食べたらどうも眠くなってにっちもさっちもいかなくなってくる。しかしカフェインをいれたらヤバいのでどうしようもない。そうこうしているうちに急ぎの仕事がきたので気合で動く。
 何人もの先生方の原稿が集まった資料を校正していたら2人だけ「,」で書いていらっしゃる人がいたので「、」に直していく。いずれも2頁しかない原稿だけれど、地味に神経を使う。
 ややこしいし全部ごまかしておこうかと思ったけどもういいかということで自分はコケにされたと認識していて怒っていると表明しておくことにする。怒りは大体の場合伝わらないので怒るだけ損なんだけど、別に怒らなくて現状損しているわけだけだし、もういいやということで。もっとちゃんと怒れるようにならないといけない。でも僕が怒ったらそこそこ怖いはずだからあんまり良くない気もするねんな。でも今回はしっかり怒っておくということで。

2023年3月12日日曜日

 晴れから曇りの日曜日。引き続き上着のいらない日。ところが祖父のところに行ったら家の中は屋外よりも寒く、カーディガンもパーカも着ずに出たことを後悔する。仕方がないので暖房をつけて、部屋が暖まるまで庭の植物に水やりをする。祖父の庭はきれい。
 祖父は自分の母が昭和10年代に作っていた鳥の手羽元とキャベツの煮物の復元に挑んでいる。うまく行かないらしい。料理のことを何もわかっていない80年前の子どものころの記憶頼りだからなかなか正解にはたどり着けないらしい。
 祖父は國分さんの岩波新書の『スピノザ――読む人の肖像』を読んでいるらしい。新書やけどえらい難しいな、とのこと。ちょうど『エチカ』を持っていたので「スピノザあるよ」と渡す。お互いスピノザは難しいねとケラケラ笑いながら話す。
 お疲れ様会に火鍋を提案されて、みんな乗り気みたいなので若いなと思う。現在の体調的に僕の胃腸はそんな辛いものには耐えられないので遠慮させていただく。石川の先輩に言われたように僕はもう若くないのだった。

2023年3月11日土曜日

 晴れの土曜日。日中は上着がいらなくなるくらいには暑い。
 『中国の伝統色 故宮の至宝から読み解く色彩の美』なる本がレコメンドで流れてきたのでこれはこれはと思い本屋に出かけると売っていた。これ幸いと買う。良いものを買った。機嫌を良くしてそのままラーメン屋でチャーハンセットを食べて花屋で自宅用に紫のバラを買って帰る。大阪紫のバラである
 ウディ・アレンの映画は見たことがない。「カイロ紫のバラ」は妹が大学生のころに英語の授業で観させられたらしく「変な映画を観た」と家であらすじを聞かされたので親近感がある(でも観てない、ごめんね)。ところでずっと「カイロ紫のバラ」だと思っていたけど、「カイロの紫のバラ」やねんな。失礼しました。

 家に一人なので掃除機をかける。玄関からリビングまで済ませたところで腰痛がきたので今日はおしまい。和室の掃除はまた今度。
 紅茶を飲んで諸々の連絡にお返事を書いたら眠たくなる。お昼寝。
 今日も『エチカ』をパラパラめくる。面白いな。難しいけど。
 夕飯のためにスーパーに行ったらさくらみたらし団子なるものが値引きされていたのでつい買ってしまう。桜風味が効いていておいしかった。
 WBC野球日本代表相手に奮闘するチェコ代表にかつてセンバツ21世紀枠で出場した母校が重なる。どちらも戦力差のある相手に短期決戦で全力で挑んでいるからかな。
 1000字程度の短い文章を書いたら妙に情感たっぷりな文体・内容になってしまった。ええんか、こんなんで。また明日考えましょう。